(8/13)古本を物色へ

  • 朝から相方と京都へ。糺の森で開かれている「古本まつり」で研究用図書を物色へ。今回の条件は予算がないので「一冊500円以下」。結局11冊、三千数百円。夏の古本まつりへ出かける際の七つ道具としては、大きめのリュック、「うちわ」か「扇子」、運動靴、虫さされ対策の「虫除けスプレー」か「屋外用殺虫剤」、突然の雨も多いので「折り畳み傘」、そしてもちろん軍資金も。二十軒以上の古書店のテントが並ぶ中、自分の専門外(仏教系書籍、美術系書籍、古雑誌、古美術品、映画関係、子ども向けなど)をスルーしてもなお、今回一通り見て回ったら三時間かかってしまった。
  • 古本まつりで無数の本の背表紙を眺めて回ると、面白いことに気づく。やはり一度でも関心を持っていた単語やフレーズが優先的に目に飛び込んでくるのである。文学関係では「宮沢賢治」(他の文学者はなかなか気づかない)、哲学なら「ヘーゲル」など西洋全般(東洋は目に入ってこない)、そして今研究用に収集している「脳の性差」関連書など。アラン・ピーズとバーバラ・ピーズの著作は1冊200円で手に入った。女性解放思想の関係では「現代思想」のバックナンバーが200円だったり、福田英子『妾の半生涯』(岩波文庫)は250円だった。