ツイッターとの併用生活が始まった

  • 先月中旬に始めた「ツイッター」。140文字の「ミニブログ」などと説明するむきもあるが、実際の感覚としてはかなり違う。SNS的な側面もあるが、違う点もある。ブログ的な面もあるが、もちろん同じではない。ブログは長文向きだと思うし、SNSは(私の場合)クローズドの交流に向いている。
  • では、「ツイッター」は発信と受信が同時に進行する。私の「つぶやき」(この言い方は好きではない。「ささやき」とか「語り」にしてほしいところ)を、ユーザーの誰もが読める(非公開にしない限り)。だから、どこから私宛の返信が来るかは分からない。この点はブログ(コメント自由の場合)と同じ。ただし、「ツイッター」の良いところは、発信者が「フォロー」(特定のIDの発言を常に更新して読める状態にする)しないかぎり、「ホーム」ページには何も表示されない。また、ブロックしたいユーザーを特定して遮断できる。
  • もちろん「捨てアカ」、つまり暴言や罵倒などの攻撃目的にアカウントを大量に取得して、特定の者を集中攻撃をする人間が出てこない保証はない。しかし、メールのように訳の分からないスパムメールが毎晩届く、等という現象はまだ起きていない。もし送りつけたところで読まないようにすれば良いだけだし、そのアカウントは削除されるだろうから、今のところは発生していないのだろう。
  • 誰かの発言をフォローしたい場合は、ブロックされない限り誰でもフォローできる。どんな著名人でも、どこの誰か全く分からない人の言葉も、日々読むことができる。アットマーク一発でメールのようにメッセージも送れる。もちろん向こうが読むかどうか、返信するかどうかは誰にも分からない。テレビやラジオでしか知らない人と言葉のやりとりができる瞬間を私も経験して、驚かされることが度々ある。
  • 自分が言葉を発し、また誰かの言葉を読んでそれに反応する「空間」デザインは、あなた次第でどうとでも作れる。ここには「場の自由」が一応保証されている。ただ当然、ネットの空間は一般社会と同様のことが起こりうる世界だから、不愉快な思いや詐欺まがいの目に遭う人も出てくるだろう。しかし、メールやブログ、SNSでの経験を積んだ人が出入りするならば、リテラシーもまた積み上がっていくだろう。
  • だから、私のブログの使い方は、このような「長文」を「残しておきたい」場合に、気まぐれに更新しようと思う。こちらがご無沙汰になったら、ツイッターを覗いて頂けると有難い。