(6/29)学校教育とメディア

  • 昨日の疲れが残ったせいか、ギリギリまで準備し、出講(いかん、いかん)。
  • 3限の生命倫理も、来週で事実上終了。やはり語れる内容は限られる。もっと討論したいテーマもあったのだが、これは後期へ持ち越しか。
  • 4限の女性学も、あと3週。今日は「学校教育とメディア」。つまり、性による差別や暴力の「背景」の一つと考えられる社会環境について。「女性は文系、男性は理系」って誰が決めたんだという話もしてみたが、中にはそれをあまり疑っていない学生も居て、少しショックだったりする。「脳」がすべてを決めるかのような仮説が事実のように一人歩きしている状況に対して、もうちょっと批判的に考察する姿勢も持っていても良さそうなものだが、教育すべき課題の多さを思う。人間をパターンに分けたがる人、そのパターンに疑いを挟まない人たちが居る限り、性であろうが、血液型であろうが、何でも分類の材料になるのかもしれないが。
  • 以前、参加した「性差」に関する研究シンポで聞いた話は、生物の性差に関して明確な事実はただ一つ、「あらゆる階層の生物で、メスの方が長生き」だということだった。