(7/6)資料満載で

  • 今日は高槻。3限は例の「臓器移植法改正問題」をPPスライドで説明。私は敢えて「ある情報」に触れなかったのだが、やはりその情報の「欠落」に気づいた学生は一人もいなかった。おそらくその欠落に国民が気づかない限り、「A案でいいんじゃないですか」という声は多数のままだろう。「修正A案」にしても、たとえば「0歳児の法的脳死判定」なんて、日本の救急指定病院が進んでやりますか?私が小児科医だったら、今のままでそんな怖い判定できません。訴えられない保証はどこにあるのかと。
  • 4限の女性学では、メアリ・ウルストンクラフトのことに始まり、大正時代の「母性保護論争」、マーガレット・サンガーの話もしたし、戦後は「ウーマン・リブ」、戦後の国際会議の成功とその世論による「圧力」によって生まれてきた女性差別撤廃関連法規制定の歴史など、まさにごった煮の内容だった。来週は最終日。テーマ(仮)は「脳の『性差』研究はどこまで科学か」。オリジナルのスライドが間に合うかどうか、時間との勝負である。