院祭打ち上げ

  • 今日は哲学専攻で院祭(研究発表会)。私は仕事のため参加できず。近年、なかなか参加できないのが悩み。発表者の練習場所であり、かつ第三者の感想を聞ける機会として貴重なだけに、参加者が増えるといいなと思う。久々に痛飲する。不景気なご時世なだけに、口から出てくるのは今後を危ぶむ話ばかり。

1円刻みのアマゾン商法

  • 私事であるが、私はこの一ヶ月ほど、アマゾンで価格が下がるのをずっと待っているCDがある。
  • あるアーティストが初期に発売したCDなのだが、アマゾンでは当初そのアルバムは1690円台で落ち着いていた。値引き率19%である。
  • ところが、そのアーティストのベスト盤アルバムが最近発売されてから、昔の曲にも注目が集まってきたのか、過去のCDがアマゾンで徐々に値上がりし始めたのである。しかも頻繁に価格が変動する。もしかするとアマゾンは価格を幾らにすれば一番よく売れるかを自動的な何かで調整しているのかもしれない。
  • 私が目を付けているアルバムは、もう1690円台まで下がることはなくなってしまった。しかし、毎日の方に価格が変動するので、もしかしたら、と期待してしまう。1714,1716,1719,1718..。ほんとに毎日のように値段が変わる。何かの相場を眺めているような気分になる。
  • ここまで待ってしまうと、私が「買い」を決める時はもはや19%台まで値引きをしたときしかなくなってしまった。1円刻みで購買意欲を煽ろうとするアマゾン商法に乗せられてしまうのは、あまりにもったいない。

津にて

  • 毎週水曜は津で講義なのだけれど、用事があってその前から津にいる。津はその名の通り太平洋側の港の近くで温暖な気候なので、大阪と気温はあまり変わらない。
  • 三重県立美術館で「大橋歩展」を見る。次々と鮮やかに変貌する女性像のキャラクターは見事で、時代の流行をとらえ、時代の流行を作ってきた大橋歩の実力を見せつけられた。VANのIVYルックのイメージデザインと、80年代のピンクハウスの「バブリー」な十数頭身のイカリ肩キャリアウーマンが同一人物から生み出されているとは、同時代に生きていなければ、にわかには信じがたい。
  • 私の勝手な妄想だろうが、臼井儀人の描いたクレしんの「みさえ」は、大橋がピンクハウスで描いた女性像の戯画化のような気がした。年代的にもあっているだろうし。
  • さて、昨日は「藤堂高虎まつり」が開かれていて三重会館周辺は賑やかだった。三重の農産品の直売も行われていたが、一番目についたのは「お茶」だった。三重は隠れた?お茶の産地だということを、私は昨日知った。試飲もしたが、高級煎茶は他のブランド茶に対抗できる美味しさがあった。あとはPR不足をどうするかだ。東に静岡という最大勢力、西に宇治茶という高級ブランドに挟まれている三重のお茶の未来やいかに。
  • 今朝、レヴィ・ストロースが亡くなったというニュースを見る。『悲しき熱帯』はたしかに名著だと思う。私も最初に読んだときは大きな衝撃を受けた。ただ、その衝撃は「あの時代にこの内容を発表できた」という「歴史性」込みの話かもしれない。すでに氏の業績は「歴史」の中に刻まれている。

capsuleな日々

  • 朝、昨日届いていた「S.F. sound furniture」(2004年発売)の封を切った。さっそく聴く。「GO!GO!Fine Day」から「ポータブル空港」への移行に感激。「L.D.K」の初っ端に飛び出す「空飛ぶ都市計画」のワクワク感を軽く追い抜いた感じ。「Super Scooter Happy」は誰かカヴァーしたらいいのに、と思うほどの可愛らしさ。「Ocean Blue Sky Orange」に、私は懐かしのバブル期リゾートソング(私が勝手に名付けた)を思い出してしまう。中原めいこの名盤『鏡の中のアクトレス』(1988年)で展開した、「Paradise Island」から「ビーチ・バーからの手紙」へのリゾートイメージソングが醸し出した世界を、十数年後のystkは乗り越えてみせた。
  • 「phony phonic」のボリューム感の不足、「NEXUS-2060」のコンセプトの中途半端さなどを、このアルバムは感じさせない。ピチカートフォロワーを脱した名盤といえば「S.F」か「L.D.K」ということになるのだろう。
  • 今日は多少私の機嫌が良い。その理由は、上記のCDと一緒に注文した新しいレーザーマウスエレコム製)が届いたからだ。これまで使っていたレーザーマウスは、シングルクリックをダブルクリックにしてしまうこと9割、ダブルクリックを「トリプルクリック」にしてしまうこと8割、という凄まじい誤認識マウスだった。コピペをするためのドラッグもまったくできない状況で、この数週間は我慢に我慢を重ねてきた。機種によってもちろん性能も違うのだろうが、私が使っていたバッファロー製のレーザーマウスは2年も持たなかった。
  • さて今度のマウスは、(当たり前だが)一度のクリックは確実にシングルクリックで認識してくれるし、コピペする際も「永遠にドラッグできない」(「クスリを断つ」とかそういう話ではない)状況は脱することができそうだ。「論文執筆シーズン」の前に買い換えられて良かった、と一安心。
  • 「T計画」発進。一昨日の押印で正式スタート。約5週間ほどの闘いは、まだ入口。

(10/6)来年へ

  • 朝、天気は今にも雨が降り出しそうだったが、気分は快晴である。某学校にて、来年度の非常勤講師のお話をいただき、今日、書類を記入してきたのである。私のような生活をしている者にとって、「半期1コマ」が如何に重要であることか。早速、テキストにする図書の選定に取りかからねばならない。