現場にて

(11/17)秋は締め切りの季節

今日は早朝から演習の準備。昼に演習、そして夕方に帰宅。安楽死問題の演習は完全に軌道に乗っているが、もう一つの方は本当に毎週真剣勝負のネタ探しになっている。どの教材が効果的か、毎週ひたすら悩んでいる。そこへ襲ってきたのが、原稿の締め切り。二…

(11/14)また風邪にやられた

昨日まで集中して原稿書きをしていたら、今日の講義後に異変が。ノドの痛みから頭痛へ。きつい風邪引きの学生が数人いたので、移ったのかも。夕方、風邪薬を飲んで休養。深夜、疲れを少し取って原稿書き、復活。ただ、まだ少しだけ頭痛は残っている。医者に…

(11/12)オバマ次期大統領の勝利宣言

今日の講義で、学生に上記の勝利宣言を紹介した。この演説には日本とは異なる、アメリカらしい政治演説の諸要素が詰まっていると思われたからだ。一国の危機に際して国内に敵はいないと主張するか、それとも実は国内に敵がいるのだと主張するか。国内で敵同…

(11/10)高槻も冷える

午後から講義。今日も積極的安楽死問題を検討。テキストの中で「人を殺してはならない」という原理は世界の諸宗教および、非宗教的社会思想や多くの医師に共通する理解、という記述があった。だが、内心「ほんまかいな」と疑いの目。「人」の中に「他宗派の…

(11/7)ろんりー

学園祭明けの講義。2クラスとも微妙に欠席者有り。脱落?少し気になる。 以前にも書いたが、論理的正当性の提示は資質の差が激しい。すいすいできる学生と、「なぜそうなのか」と引っかかりまくる学生とに分かれる。合間に、論理的思考の「大切さ」や「おも…

(11/5)Yes, we can

今日は津へ。テーマはルソーの「社会契約論」。完全なる自由と完全なる共同の両立の可能性を「信じて」いる学生は当然少数。しかし、不可能を可能にしてきたのが歴史であるならば、不可能を可能にする思想の歴史が社会思想史でもある。「どうせダメ」と言う…

(10/29)津

今日は津でルソー。『人間不平等起源論』の論理を、光文社古典新訳文庫を使って解説した。資料プリントが増えすぎたが、熱意だけは説明した。 この一週間ほど、寒暖の差が激しくなったせいか、疲れやすい。電車に乗っていても、激しく咳き込む人が目立つ。も…

(10/27)演習と撤回と

学生たちと安楽死について考える演習も6回目。学生たちの関心は高い。もちろん簡単な計算のようなことで答の出るものではないから、思考を拒否する学生も中にはいるが、しかし医療関係の職に就こうとするなら避けて通れない道なのだと粘り強くやっていくし…

(10/24)論理的5

「論理の嘘にだまされない」トレーニング、というのは、どうやら「正しい論理の表現を学ぶ」というアプローチよりも関心が高い、ということが前期後期とやってきて分かってきた。クイズ性もあるだろうし、計算問題的なやり方に学生が慣れているというのもあ…

(10/20)終わりを見届ける

今週は珍しく?演習の準備が順調に進んだので、逆に選択肢が増えて悩んだが、久々の気持ちの余裕を持って出講。 3限は生命倫理の諸論点を毎週学生にふっかけているのだが、今週あたりからようやく全員の反応が良くなってきた。カリ改善の効果が出てきたか。…

(10/17)秋は論理に向かない!?

論理的に考える第4週。前期と違って、ちょっと学生の集中力の低下が気になる。秋は他の行事が多いから、論理的思考に集中しにくいのかも。

(9/3)あと三回のディベート指導

高校生に論理的思考の実践に取り組むのもそろそろバトンタッチ。私は第1回大会まで。非演繹的な議論を無意識的に駆使しようと試みる生徒たちに、詰めの甘さと、改善方法をアドバイスしていく。 自らの主張を論理的に説得する技術を身につけるということは、…

(7/25)今年も試験監督

今日は試験監督日。といっても、非常勤なので自分の担当する講義だけである。しかも定期試験があるのは私の場合、一つしかない。その学部では朝1限の試験は10時スタートである。自分の担当する教室は無事終了。実務作業は同行の職員さんが積極的に手伝って…

(6/14-15)学会へ行く@東大本郷

今日から学会出席のため東大へ。初めてEX-ICを利用した。値段は通常予約より数百円割引に過ぎないが、何より「事前に紙チケットを受け取っておかなくても良い」ということがこんなに便利なものだとは思わなかった。新大阪の乗り換えで「ICOCA」とEX-ICを二枚…

(5/23)「論理的」第7週

結局、今週も三時間の睡眠で出動。今週からカリキュラム的に緩やかに進められるので、こちらも気持ちに余裕がある。学生の質問に悩みつつ答えるのも楽しい。 仕事帰り、梅田へ直行。久々に旭屋本店で本を立ち読み。数冊、新書を購入。佐藤彰男『テレワーク …

知事に最低限の知性を求める府民運動

現場、といっても私が現場にいるのではなく、現場で奮闘されている方々に連帯したい、ということである。大阪府立国際児童文学館の存続に、私も全面的に賛成である。橋下知事は「民間の感覚を取り入れて」まずは文化からバッサリ支出を切るつもりなのだろう…

(3/8)こうえん

木津へ。日本国憲法の男女平等規定が如何に重要であるかについて、その後の国際条約や日本での法制化の歴史を含めて話してきた。 こういう場は何度出かけても気恥ずかしい。大学の教員というのは、どこからこのような状況を「あたりまえ」と思うようになるの…