学生の集中持続時間が短くなっている

私が大学生の頃、授業を始めた先生が20〜25分も一人でしゃべり続けた場合、居眠りをし始める学生がクラス内で数人現れたものだった。しかし今は、30人程度のクラスならば一割程度が、開始たった5分でうとうとし始める。理由はいくつか浮かぶ。極端な寝不足か…

(9/28)演習

高槻で演習三週目。例の原稿が押している関係で、準備は結局徹夜に。でも充実した準備はできた。 センの思想を考える時間では、アフリカ・エチオピアの飢餓地帯を行くドキュメンタリーの後半を観る。16歳の女子学生は、働いて家を助けるために学校に通ってい…

最新のブログ下部の広告内容には、私は関与していません

本文の内容をから判断してアマゾンが広告内容を選んでいるようです。時々怪しい広告が出てくるようです。「アマゾンの広告をつける」のは私が設定しました。これは授業内容について記述した際、関連図書を広告で掲載してくれるので、読者の皆さんの参考文献…

デザイン変えました

少し明るめのデザインを探していたら、季節が終わった家のような夏をイメージしたデザインがあったので、それを使ってみました。 最近は仕事が立て込んでいて、気分的にも落ち込むことが増えたので、ブログのデザインだけでも明るく行きたいと思います。

「あれはウソです、全部ウソです!」

先日、急に思い出した言葉なのだが、ある市民運動グループ(今となっては何のグループだったかさえも忘れた)があり、彼らが取り組んでいるある問題で何らかのマスコミ報道がなされ、それがどうやら事態の事実に反する内容だったらしく、その報道に激怒した…

(9/26)土日も

大詰めの原稿作り。どんなに頑張っても、私の脳というCPUの性能が急に良くなるわけでもなく、むしろ劣化(体力的にも)が始まっているので、予定通りに原稿が全く進まない自分に対して業を煮やしている。 今月も自宅作業のBGMは、ほとんどcapsuleばかりであ…

(9/25)「論理的に考える」、始まる

私が関大で担当する、秋学期の「スタディスキル」講義が始まった。今年は昨年に比べて、論理の骨格部分の説明を重点的にやっている。つまり、「概念」「判断」「推理」という用語の性質と種類を解説しているのだ。しかし、これはあまりやり過ぎると、理工系…

最近の政治の変動の中で

色々と思うことが多い今日この頃だが、なかなかブログに反映させる時間が無く、気になっていたことをメモに書き留めておいた。それが結構な量になってきたので、ここで吐き出してみる。 その1。選挙期間中のマスコミによる「この国のかたち」(「かたち」は…

(9/16-24)本格的授業開始前の忙しさ

(9/16)鳩山政権が発足する。大いなる期待と、若干の不安と。今日は高校でディベート大会を見学する。忙しい高校生活の中で準備の時間をどう確保するのかが、今後の課題か。 (9/17)高槻で演習2週目。「ヒューマン・ディベロップメント」について再び説明する…

福島党首は男女共同参画に社民色を出すのか

鳩山新内閣の入閣情報が次々とマスコミに漏れている。福島社民党党首は「男女共同参画」を担当するらしい。福島氏は小渕内閣で成立した「男女共同参画社会基本法」路線(「ジェンダー」用語の言葉狩りを含む)を踏襲するのか、それとも徐々にでも社民党の政…

(9/14)後期始まる

高槻で、後期の初日。風邪の療養もあって、翻訳の原稿が大幅に遅れてしまったが、それを一時脇に置き、昨日の夜から今日の朝まで授業の準備に没頭した。3限と4限、内容は語学演習形式でありながら、内容で一般教養の習得を目論むもの。私の場合、今期は3…

北京で見てきたこと(その1)

私は8月29日から9月1日まで北京におりました。順番に旅の行程を書いていくとキリがないので、各項目別に感じたことや情報を列挙していきます。 「空港」。北京首都国際空港はバカでかい。その一言。北京を離れる時に分かったが、この空港は手荷物検査を受け…

(9/13)後期初仕事の前に

昼。伸びきった髪を切りに、美容院へ出かける。場所は、京都・西賀茂車庫前。京都市民以外の人は「それは一体どこやねん」とお思いになるだろう。かくいう私も、京都に生まれて二十数年過ごしたが、一度も行ったことのない場所である。私が立命の学生だった…

(9/11)ぼちぼち復帰

「休養」と書いて早10日。今週中頃からようやく仕事を再開できるようになってきました。8月中頃からの疲れが今頃出た感じです。 日記には書いておりませんでしたが8月25日、両まぶたに「局所性浮腫」を発症し、「試合後のボクサー」のような腫れ具合にな…

ひしょの思い出

今の北京は大阪よりも涼しく、避暑的な過ごしやすさがあった。万里の長城(八達嶺)など、気候的には今一番良い時期ではないだろうか。 ひしょ、と言っても「秘書」の方は永田町で大変なことになっているようだ。自民党の秘書が大量に失職し、民主党の秘書が…

(近況短信)1日まで北京にいました

私と相方は、29日から1日まで北京へ旅をしていました。格安のツアーを企画してくれた日本旅行には申し訳ないけれど他の人に勧められる内容(特に宿の場所)では、ありませんでした。でも、面白い体験はいくつもできました。 今も続く異常な建設ラッシュ、ど…

【最高裁裁判官国民審査】竹内行夫裁判官に×印を

今度の総選挙と同じ30日に実施される「最高裁判所裁判官国民審査」について、あるアピールを知り合いの先生から頂戴した。一部を抜粋して掲載する。(特に私が気になったところは太字にした) 「自衛隊イラク派兵差止訴訟」の原告としてのお願いです。同訴…

(8/23)期日前投票に行く

夏休みの研究計画は相変わらず遅れ気味であるが、日曜日である今日は前から予定したとおり、相方と期日前投票へ行ってきた。 私の住む自治体では市役所で投票を受け付けている。私たちは電車で出かけたのだが、市役所の駐車場はほぼ満杯の大盛況だった。入口…

(8/16)送り火を見ながらサッポロを飲む

毎年恒例、伊藤家で出かけるビアガーデンの日である。サッポロ生と黒が飲み放題のビアガーデンでジョッキを空にしつつ、とりとめもない駄話で時間が過ぎていく。私の場合、酒のつまみが多少不味くても、サッポロビールを浴びるほど飲めればそれで幸せである…

1957年に古在由重が触れた植木枝盛のこと

「古本まつり」では、古在由重著作集がバラになって、1冊500円で売りに出ていた。この値段自体は相場では決して安くないのだが、普段あまり出回っていない第三巻『批評の精神』が出ていたので買っておいた。この第三巻には、古在が植木枝盛について書いた「…

(8/13)古本を物色へ

朝から相方と京都へ。糺の森で開かれている「古本まつり」で研究用図書を物色へ。今回の条件は予算がないので「一冊500円以下」。結局11冊、三千数百円。夏の古本まつりへ出かける際の七つ道具としては、大きめのリュック、「うちわ」か「扇子」、運動靴、虫…

(8/11)余計なことを

首長は管轄の自治体のことをまず心配するべきだと思うのだが、最近の一部はどうもそうでは無いらしい。自分たちが未来の与党に協力的な姿勢を見せたくて、野党に下らんとする勢力は支持していないのだと示しておきたいのか、それとも何か他の理由があるのか…

(8/11)人災の可能性は

先般の兵庫県での台風被害は大変痛ましい事態となった。被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げたい。 偶然同時期に発生した静岡県の地震では家屋倒壊による死者が出ていないのに対し、兵庫県では人災としか言いようのない亡くなり方(避難するために濁…

(高速道路無料化)無料はタダでないことぐらい、みんな分かっている

私はあまり行かないのだが、マクドの時間限定コーヒー無料サービスが好評だそうだ。この場合、その商品については無料だけれども、その商品分の費用を結局どこかで消費者が払っていることには変わりはないから、無料だからといってコーヒーの中身がコーヒー…

(8/9)ナガサキ64

被爆地ではオバマ大統領に来訪を求める機運が高まっているという。福山雅治は自身が被爆2世であることをラジオ番組で公表したという。市長の挨拶を見ていて、そういえばこの市長は伊藤市長が殺された際の選挙で当選した人だった、と思い出す。時の流れは速い…

酒井法子容疑者逮捕。

今回の逃走・逮捕劇でファンにとってショックだったのは、被疑内容もさることながら、彼女の結婚生活や家族についての事実が明るみにでたことではないだろうか。もはや清純もへったくれもない。仮に罪を認め、罪を償って社会復帰したとしても、既にこれまで…

「財源は?」とか云うヤツはアホウ(シートン俗物記)

「そもそも修繕費などは投資的公共事業費には盛り込まれないし、災害頻発の理由の一つが乱開発が関係している。わざわざ不適格地に開発を行ったあげくに自然災害を招き、その対策でさらなる公共土木事業を呼び込む。普通はこういうのを「マッチポンプ」と呼…

「民主党マニフェストに“ダメ出し”するのがメディアの仕事か?」(「週刊・上杉隆」全4ページ)

「そもそもマニフェストは、実現可能性を問うものではなく、将来の政策を示し、その達成度合いをチェックするための指針なのである。よって、メディアに期待されるのは、未来の実現可能性を問うことではなく、現実(過去の)のマニフェストの達成状況を検証…

(8/6)ヒロシマ64

朝、テレビで式典を少し見る。後で知ったことだが、現首相が相変わらずの「核の傘」擁護発言をしたとか。大事なことは、(「核の傘」は安全なのかという本質的議論を脇に置くとしても)今「核の傘」の中にあるという現状認識と、これからその「傘」をどうす…

市井のイデオローグたち

先月あたりから、私の周辺でも総選挙の話題が増えてきた。色々な人から色々な「論理」を聞いてきたが、どうも「民主党ではダメな理由」を聞かされる機会が多い。それが揃いも揃って(言い方が厳しくて申し訳ないが)根拠の薄弱な珍論ばかりなのだ。少なくと…